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JR東海・JR東日本は、大雨により被災した中央本線および飯田線の運転計画を更新しました。
2021年8月の大雨により土砂流入等の被害が発生した中央本線(中央西線)は現在、南木曽駅〜上松駅間および奈良井駅〜塩尻駅間でバスによる代行輸送が行われています。列車の早期運転再開に向けて復旧作業が進められ、奈良井駅〜塩尻駅間は8月28日(土)始発から、南木曽駅〜上松駅間は9月3日(金)始発からそれぞれ運転が再開されることが決まりました(路線図は下図を参照)。
8月28日(土)〜9月2日(木)の間、上松駅〜塩尻駅間は特別ダイヤにより列車が運転されます。8月27日(金)をもって奈良井駅〜塩尻駅間の代行バスは終了し、8月28日(土)〜9月2日(木)の間は南木曽駅〜上松駅間のみバス代行輸送が続けられます。なお、南木曽駅の代行バス乗降場所は現在、駅から徒歩10分(700m)の天白公園駐車場が使用されていますが、8月28日(土)始発から駅前すぐのロータリーに乗降場所が変更されます。中津川駅〜塩尻駅間の列車と代行バスの時刻表および乗降場所はJR東海の公式サイトに掲載されています。
9月3日(金)から名古屋駅〜塩尻駅間は、特急「(ワイドビュー)しなの」を含むすべての列車が通常ダイヤで運転されます。9月3日(金)以降出発の「しなの」の指定席特急券および自由席特急券などの乗車券類は、8月26日(木)の各駅の営業開始時刻から発売が再開されます。
一方、大雨による土砂流入の影響で運転を見合わせていた中央東線の岡谷駅〜辰野駅間は、8月26日(木)始発列車から臨時ダイヤで運転が再開されます。時刻表はJR東日本の公式サイトで確認することができます。残る不通区間の辰野駅〜塩尻駅間は9月上旬の運転再開を目指して復旧が進められます。辰野駅〜塩尻駅間を利用する場合は、8月26日(木)から岡谷駅経由で列車を乗り継いで行くことができます。
また、飯田線は、宮木駅〜辰野駅間の横川橋りょうの橋脚が損傷した被害の影響で、伊那新町駅〜辰野駅間で運転を見合わせており、運転再開には相当な期間を要すると見込まれています。8月23日(月)から伊那新町駅〜辰野駅〜岡谷駅間で運転してきた代行バスは、上記の中央東線の運転再開に伴い、8月26日(木)から運転区間が伊那新町駅〜辰野駅間に縮小されます。代行バスの詳細はJR東海の公式サイトに掲載されています。
なお、本長篠駅構内の大雨被害の影響で、豊橋駅〜伊那新町駅間では一部の列車の運転が取り止められていましたが、8月25日(水)始発からは特急「(ワイドビュー)伊那路」を含むすべての列車が通常ダイヤで運転されています。
そのほか、特急「しなの」の運転が取り止められている9月2日(木)までの期間、篠ノ井線では塩尻駅・松本駅〜長野駅間で上下各4本の臨時快速列車が運転されます(時刻表は下表を参照)。
JR東海は、天候等の状況により列車の運転再開区間や再開日等を変更する場合があるとしており、公式サイト等で確認するよう呼びかけています。